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  • 執筆者の写真Nomu Dogu(ノムドグ)

共存することの素晴らしさと難しさ

更新日:2023年9月21日

自然の中で生まれるものは素晴らしいけれど、時に困難に向き合わなければならない
沖縄県読谷村GARA青い海にある飲食店から見た雨の画像

2023年8月、台風6号は沖縄県に対し、猛威を震いました。

風雨による被害や停電など、たくさんの爪痕を残しました。


海と緑に囲まれた沖縄県では気候と人柄と同じく、温かく素晴らしい陶器やガラス工芸品が作られています。太陽と風をたくさん浴びたそれらの品々は、ノムドグを訪れる方々の多くが魅了されてお気に入りとして選んでいただけています。


私たちのモットーとして、できる限り作り手の方のもとを訪れ、直接話し、手に触れながら選びたいというものがあります。(まだ100%とは行っていませんが)



沖縄のうつわに関しては、100%現地を訪問することができています。

その中で感じることは開放的な設備で作られているところが多いということです。

工業施設という感じのところは少なく、これぞ工房!と感じられる趣のある建物が多いと思います。


陶器もガラスも、高温の作業場になるため、温度調節しやすいように開放的になっているのでしょう。

エアコンなどの電化製品などで調整するということは、今の時代のエネルギーの価格的には個人単位では無理でしょう。その金額だけで多くの品物の費用は吸収され、できなければ価格に反映し、そうなれば消費者の手に届かなくなり、廃業の道を進まなければならない。伝統を引き継いでいる製造業であっても、そういった現実は容赦なく襲いかかってきます。


毎年台風が来ている沖縄県ですが、意外と大丈夫なんだなという印象を受けたことを覚えています。

しかし、今回の台風や停電の影響で電気窯や門扉が壊れてしまった工房や、そこの陶房の特徴である土を守る屋根が破損し飛んで行ってしまった陶房、閉めっきりになるため数日間休業せざるを得なかった陶房など、本当に大きな被害が生まれていました。現在は、修繕しまた製作に入れるよう、日々取り組まれています。


毎年のことと、油断していると自然は突然猛威を振るうのでしょう。万全を期して、といきたいところですが、油断しないようにしたくとも、そこにはコストの面が多くかかります。原材料費、燃料費、物価、税金の大幅な高騰の中ではそれも無理でしょう。


私たちにできることは、一点でも多く品々をみなさんにご紹介し、お気に入りに選んでいただくことです。

困難がありながらも、自然と共存し、素晴らしいうつわを生み出してくれている沖縄県の作り手の方々。

ノムドグは小さなお店ですが、その作品の一つひとつの魅力が十分に伝わるよう、売場づくりに努めています。思いの詰まったうつわの数々を、ぜひ一度、ご覧くださいね。(ノムドグでは沖縄県以外のうつわもたくさんお取り扱いしております)


欅の緑、桜のピンク、銀杏の黄色、そして活気溢れる音楽とお祭りの街・府中市。

京王線東府中駅から徒歩6分。お気に入り探しにどうぞお越しください。


Nomu Dogu(ノムドグ)

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